社会人まる4年が経ち、今年で5年目を迎えます。
大学3回生の夏から、公務員を目指して試験対策に明け暮れていた筆者ですが、春と秋両方の試験で不合格となり、民間企業の就職活動を始めたのは大学4回生の11月半ばでした。
必ず公務員試験に合格できる。
という何の根拠も無い自信から、民間企業の就職活動を一切行わなかったことが仇となりました。
周りでは内定式を終え、卒業旅行の話で盛り上がっているなか、エントリーシートの書き方も分からない状態での就職活動再スタートとなりました。
公務員試験に不合格となったショックが拭えず、筆記試験や書類選考では通過するものの、面接や適性検査ではことごとく落ちました。
そんな中、やっと初めての内定を頂いたのは卒業式まで1ヶ月を切った2月半ばでした。
やっと終わった…。
安堵と共に悔しい気持ちも込み上げてきて涙が出たことを今でもはっきりと覚えています。
筆者はとても失礼な人間で、公務員試験に次こそ合格してこの会社をさっさと辞めるつもりでいました。
しかし、それと同時に同期の中で一番に出世してやろうと入社式の時に誓ったのでした。
結果として、筆者にとってこの会社での仕事は天職ではないかと思うほど楽しくやりがいのあるものでした。
筆者が所属していた大学のゼミには公務員になった人が多く、社会人最初の2、3ヶ月は悔しさのあまり涙を流しながら眠ることが頻繁にありました。
それでも仕事を覚えていくにつれ、とにかく楽しいという思いでいっぱいになりました。
新入社員で新しい事業所に配属となり、大変なことももちろんありましたが伸び伸びと仕事をさせてもらえて、上司、先輩、パートさんたちもとても優しくしてくれました。
社会人2年目で本社へ異動となり、恥をかきながらもたくさんの貴重な経験をさせて頂き、事業所で勤務していた時よりも更に多くの優しさに触れることができました。
友達もできてプライベートがいっそう充実しました。
今でも公務員への憧れが完全に拭いきれたわけではありません。
年齢的にも受験可能ですが、筆者は今の会社が大好きです。
仕事が嫌になることもあります。それでも会社の為に貢献できる人間になりたいと強く思っています。
筆者は公務員になったゼミ仲間に胸を張って自分の仕事を誇れます。
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