一抹の不安

 

スマホの保護フィルムにヒビが入った

知らない間にヒビが入っていた

 

 

不安が頭をよぎる

 

 

12月の盛岡に引越してすぐ、手から滑り落ちたスマホの保護フィルムにヒビが入った

不吉の予感がした

何度もスマホを落としたことがあったのに

不吉の予感しかしない

でも、2年使っているし経年劣化かな?

 

3月、交通事故に遭った

死は身近に潜んでいると身をもって感じた

長生きしたくないと常日頃思っていたからかな?

若いうちに死にたい

30歳までに死にたい と

 

仕事を辞めて東京に帰ろう

このままでは本当に死んでしまう

まだ死にたくないと思った

 

初めて過ごす東北の冬

筆者は一生懸命生きた

人生で初めて歯を食いしばって生きた

大袈裟な表現ではなく

本当に歯を食いしばって必死に生きた

 

悔しさ 寒さ 恐怖 絶望

 

異動の辞令が出てから

「会社に殺される」

という恐怖のもと毎日生活していた

そして実際に事故に遭った

 

生きるために逃げようと決意した

会社から 盛岡から

エアバッグに顔面を殴られ

やっと転職する決意がついた

 

 

事故から2ヶ月経過してもまだ骨折した箇所が痛む

追加で痛み止め、もらっておけばよかった

 

 

筆者は生きたい

 

 

事故に遭ってから

将来を考えることが楽しくなった

次の会社に希望を託して

目標をもって仕事がしたい

人間らしい生活がしたい

 

今死んだらシャレにならないけれど

死ぬならニュースで取り上げられるような死に方をしたい

世間から「かわいそうな人」と思われたい