難しい世の中

 

タレントの りゅうちぇるさん と ぺこさん が離婚したというニュースが巷で話題になっています。

これからは人生のパートナーとして子供を育て、新しい家族の形で生活していくとのこと。

 

筆者は、とても素晴らしいことだと思い、また羨ましくも思いました。

 

 

筆者はアセクシャルという性的マイノリティをもっています。

 

他人に対して恋愛感情も性欲もありません。

家族や信頼できる友人に打ち明けても理解されず、とても傷付きました。

なので煩わしい人間関係とは縁を切って一人で生きていくことを決意したのでした。

 

ただ、他人を恋愛感情ではなく人として好きになること、魅力を感じることはあります。

その対象は男女を問いません。

 

だから、りゅうちぇるさん の気持ちが筆者には理解できます。

周りと、世間一般と同じ流れで、人を好きになり、結婚し、子供ができて家庭を築く。

きっと、何か違うなと感じながらも夫として、父として今まで歩んで来たことでしょう。

 

感情論になるので筆者も上手く言葉では表せませんが、自分でも本当にわからないんです。

 

おままごと という遊びがあるように幼少期から、大人になったら結婚して家族を持つのが当たり前。

お父さんがいてお母さんがいて子供がいる。

という一般論を植え付けられているからこそ自分個人を殺してでも型にはまろうとしているのではないでしょうか。

 

普通じゃないことを受け入れるのはとても苦しいことです。

 

だから ぺこさん はとても理解がある人です。

ぺこさん 自身もとても辛かったと思います。

離婚という言葉は世間体的に良いものではありません。

でもそれは、タレントという職業柄もあるかもしれませんが、 りゅうちぇるさん を誰より愛し理解しているからこそ離婚という形を受け入れられたのではないでしょうか。

 

マイノリティだから、弱い立場だからと意見を押し付けるつもりも、理解させようとするつもりもありません。

ただ、LGBTをはじめ、“普通”じゃない人間がいることも知っておいてほしいのです。

 

生きづらさを感じながらも黙って生活していれば他人からはわからないだろう。

と思っていてもカミングアウトせざるを得ない状況がやってくるのです。

筆者はアラサーですが、社会人になってから何度かそのような状況を経験し、そのたびに相手を傷つけ、筆者自身も傷付いてきました。

 

りゅうちぇるさん の苦しみを理解したうえで、ぺこさん 自身傷付きながらも全てを受け入れて、新しくスタートした家族の形。

 

筆者は応援します!!(^‿^)

 

別にファンでもフォロワーでもありませんが、若いお二人に世間の価値観を少しでも変えるきっかけになってほしいです。